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ロンドン、2021年2月24日 – 世界中のスポーツメディアによる投票で選出された、第22回ローレウス世界スポーツ賞の候補者を本日発表いたします。

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名誉あるローレウス・トロフィーを手にする最高のスポーツマン、スポーツウーマン、そしてチームは約3か月後に決まります。現在も続く新型コロナウイルス感染症の流行のため、今年のローレウス世界スポーツ賞では授賞式の開催は見送り、受賞者に直接授与を行います。受賞者は5月に行われるバーチャル授賞式で発表されます。
この賞は、選手が自身の活躍を通じて世の中に希望を与え、変化をもたらし、スポーツが世界をより良いものへと変えられることを証明した、これまでとは異なるスポーツの一年を反映したものと言えるでしょう。また、今年のローレウス世界スポーツ賞では、スポーツの最高の成果を称えるとともに、コートやトラック、フィールドの枠を超える活動を行った選手を表彰します。
過去、受賞経験のあるルイス・ハミルトンとラファエル・ナダルは両選手とも、ローレウス年間最優秀男子選手賞に再びノミネートされました。2020年、ハミルトンは歴代タイ記録となる7度目のF1世界選手権優勝、そしてナダルはロジャー・フェデラーと並ぶ20度目のグランドスラム優勝を果たしました。また、NBAのスーパースターであるロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ、2020年のFIFA男子年間最優秀選手に選ばれたバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキに加え、5,000メートルと10,000メートルで新記録を叩き出したウガンダのジョシュア・チェプテゲイと、新たに屋内外で棒高跳びの世界記録を達成したスウェーデンのアルマンド・デュプランティスという二名の有望なオリンピック選手がノミネートされています。
2019年にローレウス年間最優秀成長選手賞を受賞した大坂なおみは、9月に全米オープンテニスで二度目の優勝を果たし、ロ―レウス年間最優秀女子選手にノミネートされています。その他の候補者には、自転車世界選手権でロードレースとタイムトライアルの両方で優勝を飾ったオランダのアンナ・ファン・デル・ブレッヘン、ワールドカップスキーで総合優勝を果たしたイタリアのフェデリカ・ブリニョネ、ロンドンマラソンで優勝したケニアのブリジット・コスゲイ、リヨンのキャプテンを務め女子チャンピオンズリーグで5連覇を果たしたワンディ・ルナール、そしてシアトル・ストームをWNBAチャンピオンシップ優勝に導いたバスケットボールのブレアナ・スチュワートといった選手たちも候補者として名を連ねています。
今回のノミネートを受け、大坂なおみは次のように語っています。「世界中のメディアの皆様によってローレウス賞に再び選出して頂き、光栄に思っています。ローレウスはコートやピッチ上で行われるスポーツそのものだけでなく、それがいかに世界中の若者の助けになるのかという面も含め、大局的な評価を重視しているので、この賞にノミネートされるというのは私にとって特別なことです。現代は、スポーツは色々な方法で大きな変化をもたらすことができ、世界を変える力を持った時代であると思っています。」
サッカーチャンピオンズリーグで優勝を果たしたバイエルン・ミュンヘン、30年振りのイングランド・プレミアリーグ優勝を達成したリバプール、そしてNBAチャンピオンのロサンゼルス・レイカーズ、F1コントラクターズチャンピオンのメルセデスAMG・ペトロナス、2020年スーパーボウルで優勝を飾ったカンザスシティ・チーフス、さらにはアルゼンチン男子ラグビー代表チームが、ローレウス年間最優秀チーム賞にノミネートされています。
またローレウス年間最優秀成長選手賞の候補者には、2020年に大きなインパクトを残した最高の若手選手たちが名を連ねています。ツール・ド・フランスで100年振りに最年少記録を打ち立てたスロベニアの21歳、タデイ・ポガチャル、スペイン代表史上最年少得点者となったバルセロナの17歳、アンス・ファティ、そしてmotoGP世界選手権で初優勝を果たしたスペインの23歳、ジョアン・ミル。1992年のモニカ・セレシュ以来、最年少全仏オープン女子シングルス優勝を果たしたポーランドの19歳、イガ・シフィオンテク、そして全米オープンテニスでグランドスラム初優勝を達成したオーストリアの27歳、ドミニク・ティーム。そしてカンザスシティ・チーフスを50年振りのスーパーボウル優勝に導いた、パトリック・マホームズです。
ロ―レウス年間最優秀復帰選手賞の候補者は、さまざまなハードルを乗り越えたアスリートの真の精神、固い決意と粘り強さを体現する顔ぶれです。父の死からカムバックを果たし優勝を手にした女子トップスキー選手のミカエラ・シフリン、激しい自動車事故による負傷から見事復帰したバドミントン世界ランキング一位の日本の桃田賢斗、がんを克服しXゲームのスノーボードで二つの金メダルを手にしたカナダのマックス・パロット、脚の負傷により728日の離脱、17回の手術を経て復帰したNFLワシントン・レッドスキンズのアレックス・スミス、イップスにより引退し7年ぶりに見事メジャー復帰を果たした野球のダニエル・バード、そして出産からわずか184日後にロンドンのクラブチーム、トッテナムに復帰したアメリカのサッカースターのアレックス・モーガンらが候補です。
新型コロナウイルス感染症の流行の中、草の根のスポーツ団体による多大な貢献が評価され、史上初めて、3つの開発のためのスポーツのプログラムが、ローレウス世界スポーツ賞の候補者とともにノミネートされています。ナイロビの恵まれないスラム街で危機に瀕した少女たちに力を与えるためにボクシングを利用したプログラム「Boxgirls Kenya」、教育の促進とジェンダーギャップの解消を目的にサッカーとラグビーを利用したコロンビアの団体「Fundación Colombianitos」、ドイツで参加者が地域社会で積極的に貢献することを奨励するサッカー団体「KICKFORMORE」の3つになります
新型コロナウイルス感染症流行がもたらした混乱にもかかわらず、2020年のスポーツ界で残された数々の記憶すべき功績を称えると同時に、アスリートが広く社会全体に与えた影響に敬意を表する特別賞も授与します。
この賞は、パンデミックとの闘いに不屈の精神で挑んだ人びとの感動的な物語をご紹介するほか、その影響力を生かし、スポーツ界を超えてさまざまな問題や対立に力強いインパクトをもたらしたスポーツマンやスポーツウーマンのメッセージもお届けするものとなるでしょう。
受賞者に投票を行う68名のメンバーを擁するローレウス・ワールド・スポーツ・アカデミーの会長を務めるショーン・フィッツパトリックは、以下のように述べています。「困難な1年を経て、私たちはローレウスを通じて人びとの功績を称える重要性をかつてないほど痛感しています。彼らは多くの場合これまでとまったく異なる環境下で、あるいは無観客にもかかわらず、大変な苦労の末にスポーツの世界に戻ってきてくれました。困難な時に、すべての人の心を前向きにしてくれたのです。
「アカデミーのメンバーとして、素晴らしい成果を達成した選手たちのほかに、こうした3つのプログラムがローレウス・スポーツ・フォー・グッドの受賞者候補として選出されていることを誇りに思っております。こうしたプログラムは、世界中の社会的格差に苦しむコミュニティで過酷な状況の中活動を行い、スポーツの素晴らしさを示すとともに、逆境の中でも社会を変えるツールとしてスポーツを用いて、懸命に取り組んできました。」
2020年は活動の実施が大きく減らされたため、ローレウス年間最優秀障害者選手賞およびローレウス年間最優秀Xスポーツ選手賞の授与は行いませんが、こうしたカテゴリーのスポーツも授賞式で称えられるべきものです。
2021年ローレウス世界スポーツ賞の候補者に関する詳細情報と、同賞の最新情報は、laureus.com/world-sports-awardsからご覧いただけます。また、#Laureus21をTwitterFacebookInstagramでフォローしてください。
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2021年ローレウス世界スポーツ賞の候補者リスト
ローレウス年間最優秀男子選手賞
ジョシュア・チェプテゲイ(ウガンダ)陸上 – 2020年、5,000メートルと10,000メートルで世界記録を樹立
アルマンド・デュプランティス(スウェーデン)陸上 – 2020年、屋内外で棒高跳びの世界記録を達成
ルイス・ハミルトン(イギリス)モーターレース – 歴代タイ記録となる7度目のF1世界選手権優勝
レブロン・ジェームズ(アメリカ)バスケットボール – ロサンゼルス・レイカーズのスター選手として4度目のNBAタイトル獲得に貢献し、4度目のファイナルMVPに選出
ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド)サッカー – 55ゴールを達成し、ブンデスリーガとUEFAチャンピオンズリーグでバイエルン・ミュンヘンを優勝に導く
ラファエル・ナダル(スペイン)テニス – 全仏オープンテニスで13度目の優勝を飾り、ロジャー・フェデラーと並ぶ20度目のグランドスラム優勝を達成
ロ―レウス年間最優秀女子選手賞
アンナ・ファン・デル・ブレッヘン(オランダ)自転車 - 世界選手権で、ロードレースとタイムトライアルの二冠を達成
フェデリカ・ブリニョネ(イタリア)スキー – イタリア人初のワールドカップ総合優勝に加え、複合と大回転でも優勝
ブリジット・コスゲイ(ケニア)陸上 – 延期されたロンドン・マラソンで3分以上の差をつけ優勝
大坂なおみ(日本)テニス - 22歳で2度目の全米オープンテニス優勝を果たし、自身3度目のグランドスラム優勝を達成
ワンディ・ルナール(フランス)サッカー – リヨンのキャプテンを務め、女子チャンピオンズリーグ5連覇に導く
ブレアナ・スチュワート(アメリカ)バスケットボール – シアトル・ストームのWNBAチャンピオンシップ優勝に貢献、ファイナルMVPを受賞
ローレウス年間最優秀チーム賞
アルゼンチン男子ラグビー代表チーム - 3度の世界王者オールブラックスから初勝利を収める
バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)サッカー – ハンス=ディーター・フリック監督のもと、UEFAチャンピオンズリーグ、ブンデスリーガ、ドイツカップで優勝を飾る
カンザスシティ・チーフス(アメリカ)アメリカンフットボール - 1970年以来のスーパーボウル優勝を達成
リバプール(イギリス)サッカー – ユルゲン・クロップ監督の采配により、イギリスのプレミアリーグで30年ぶりに優勝を果たす
ロサンゼルス・レイカーズ(アメリカ)バスケットボール – レブロン・ジェームズ選手の活躍により17度目のNBAチャンピオンシップ優勝を達成
メルセデスAMGペトロナスF1チーム(ドイツ) - コンストラクターズ・チャンピオンシップで記録的な7連覇を達成
ローレウス年間最優秀成長選手賞
アンス・ファティ(スペイン)サッカー – 17歳でスペイン代表およびバルセロナのエル・クラシコ最年少得点者に
パトリック・マホームズ(アメリカ)アメリカンフットボール – 24歳でカンザスシティ・チーフスを50年振りのスーパーボウル優勝に導く
ジョアン・ミル(スペイン)オートバイ – 23歳で初のmotoGP世界選手権優勝を果たす
タデイ・ポガチャル(スロベニア)自転車 - 21歳で今世紀のツール・ド・フランス最年少優勝を達成
イガ・シフィオンテク(ポーランド)テニス – 19歳で1992年以来の最年少となる全仏オープン女王に輝く
ドミニク・ティーム(オーストリア)テニス – 全米オープンテニスで自身初となるグランドスラム優勝を果たし、全豪オープンテニスでは決勝に進出
ローレウス年間最優秀復帰選手賞
ダニエル・バード(アメリカ)野球 – イップスにより7年間戦線離脱したのち、見事にメジャー復帰を果たす
桃田賢斗(日本)バドミントン – 激しい自動車事故による負傷から復帰した世界王者
アレックス・モーガン(アメリカ)サッカー - 出産からわずか184日後にロンドンのクラブチーム、トッテナムで現役復帰
マックス・パロット(カナダ)スノーボード – がんを克服し2020年Xゲームで2個の金メダルを獲得
ミカエラ・シフリン(アメリカ)スキー – 父の死後の休養からカムバックを果たし優勝
アレックス・スミス(アメリカ)アメリカンフットボール – 脚の負傷により728日の離脱、17回の手術を経てワシントン・レッドスキンズ(ワシントン・フットボールチーム)に復帰
ローレウス・スポーツ・フォー・グッド賞
Boxgirls Kenya ボクシング – ケニア・ナイロビの恵まれないスラム街で危機に瀕した少女たちに力を与えるためにボクシングを利用したプログラム
Fundación Colombianitos (コロンビア) サッカー/ラグビー – 教育の促進とジェンダーギャップの解消を目的にサッカーとラグビーを利用したコロンビアの団体
KICKFORMORE (ドイツ)サッカー – ドイツで参加者が地域社会で積極的に貢献することを奨励するサッカー団体

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